経歴

おひとりさま(女性)・子どものいないご夫婦(Dinks)・医療従事者専門の独立系ファイナンシャルプランナー。50歳からのくらし(医・職・住)とお金の安心をサポートしている。

野村證券・りそな銀行での富裕層向け営業など、お金に関する仕事に現在まで約35年携わる。バブル時代の経験から、くらしを守るには「節約」よりも「金融リテラシー」が重要だと痛感。生活スキルとして、ライフプランニングの大切さを認識する。

経済的な備えの必要性を感じていた2011年7月に乳がんが見つかる。患者仲間と接するうち、治療費を捻出できず病院に行けなくなったり、再発や転移のため仕事を続けられなかったりと、社会的な問題に苦しむ姿を目の当たりにする。

がん治療を優先し子どもをあきらめた方からの相談をきっかけに、口コミで子どものいない女性からの個別相談が相次ぐ。行政や企業が開催するお金のセミナーはママ向けが主体。お金のことを学びたいと思っても、子どものいない人には参加しづらく、生きづらささえ抱えてしまう現実に直面する。

2015年2月に、保険や金融商品を販売しない独立系の「つじもとFP事務所」を開業。
「今の預貯金で早期退職は可能か」「親の家をどうするか悩んでいる」「定年間近だが今からでも保険加入するべきか」といった、人生の後半だからこその個別相談が多くを占めている。

また、多忙な医師からライフプラン作成や資産形成、転職の相談が増えてきたこともあり、医療従事者の個別相談も行っている。がん経験を経て、支える人を支えることもこれからの課題として取り組んでいる。

著書:がんを生きぬくお金と仕事の相談室/河出書房新社

専門分野

・ライフプラン(医・職・住) ・資産形成(確定拠出年金・つみたてNISA等)
・残さない終活・相続・がんと家計(治療と仕事の両立支援)
・親の家をどうするか問題

資格等

・CFP® (ファイナンシャルプランナー)
・キャリアコンサルタント
・相続手続カウンセラー
・証券外務員 1 種
・第2種衛生管理
・健康経営エキスパートアドバイザー
・両立支援コーディネーター 

関わり

〇 一般社団法人女性のお金と不動産相談室 代表理事
〇 一般社団法人WINK(Wellbeing Institute for No Kids)理事
〇 日本証券業協会 金融・証券インストラクター
〇 NPO法人日本FP協会 くらしとお金のFP相談室 2016年相談員
〇 はーべすと(奈良の患者サポートと地域・医療連携を考える会) 代表

座右の銘

士魂商才 侍の魂を持って商売人の才を兼ね揃えること

趣味

ゴルフ・嵐(相葉くん)

メッセージ

ファイナンシャルプランナーの資格を知ったとき、すでに30歳を超えていました。世の中のことを全く知らないことに愕然とし、自分の将来のためにFPの勉強を開始。資格取得後に、当時派遣社員として勤務していた野村證券に、営業職社員として転職。知識を得ることは人生を豊かにすると知りました。

27歳のとき神戸の実家で阪神淡路大震災を経験、32歳で父を肝臓がんで見送り、43歳で私自身も乳がんと、波乱万丈な人生。それでも命があることに感謝し、前だけを見て過ごしていました。

ただ、子どもができなかったことから、
「どれだけ仕事を頑張っても、女性としては失格 」
「 子ども産まないんだったら、養子もらえば? 子育てして初めて一人前!」
容赦ない言葉に人として烙印を押されたように感じ、心を保つことを難しく感じる時期がありました。

そんな時、同じような思いをしながら、それでも頑張っている人に出会いました。みんな何かを抱えながら、ひとつひとつ乗り越えながら、日々を過ごしている。私だけじゃなかったんだ。一歩踏み出す勇気をもらいました。

今度は私がサポートする番です。

誰のものでもない、あなたの人生。楽しまなきゃ損!だと思いませんか?
微力ではありますが、どんな時も笑顔で過ごせるようお手伝いさせていただきます。

つじもとFP事務所   辻本