
告知を受けた日から、9年が経ちました。
今日から10年目に突入です。
10年過ぎれば一応OKと言われても、心配はつきませんね。
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がんと向き合う FP 辻本由香です。
乳がんになった経験をもとに、
「がんとお金」「がんと仕事」の講演や個別相談を行っています。
この日の朝は、何を考えていたんだろう。
エコーの写真を見たとき、直感でアウトだと気づいたので、何らかの思いで受診したはず。
覚えてないのは、思い出したくないからかもしれないな。
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主治医からは
「切除した側と反対の胸に、嚢胞もあるしね。しばらく経過観察は続けましょう。」
と、言われています。
検査の日って、ど~んより、心が晴れません。
あと1年通って、10年過ぎたら病院に行かずに済むかも!
と思っていたので、ちょっとガッカリ。
年に1回の通院が、まだしばらく続きます。
一方で、
がん友は、10年目に主治医から
「もう来なくていいですよ。
これからのこと? 当院での治療は終わりですから、自分で考えて!!」
と言われたそうで・・・
紹介状も書いてもらえず、来年からどうしようと悩んでいました。
定期検査が続くと思うと憂鬱だし、行かなくていいのも心配・・・
患者の想いは複雑ですね。
がん患者にとって、10年を区切りと言っていいのかわかりませんが。
今朝目覚めたことに感謝して
10年目も、心豊かに笑顔で過ごせたらいいな
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知識を得ることは、人生を豊かにします。
皆さまのお役にたちましたら幸いです。
がんと向き合うFP 辻本由香
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許可なく、本コラムの内容の複製・転載、および転送することを禁じます。 ●執筆者:辻本由香
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